クライマックスシリーズファイナルステージがいよいよ開幕し、日本シリーズ出場をかけた熱き戦いが繰り広げられている。セ・リーグは18年ぶりの優勝を果たした阪神が、パ・リーグは3連覇を達成したオリックスがそれぞれアドバンテージを生かして初戦を勝利した。
阪神の快挙と熱狂的ファン
セ・リーグでは18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神が、マジック1で迎えた最終戦でのSayonara勝利で悲願のリーグ制覇を遂げた。ファイナルステージ初戦も、エース級の村上投手が好投し、甲子園の熱狂的ファンを背に押されて広島に4-1で勝利。18年ぶりの日本一に向け、快進撃を見せている。
今季の阪神は開幕から低迷が続き、オールスター戦直後も5位と振るわなかったが、夏場以降驚異的な追い上げを見せて逆転優勝。悲願のリーグ優勝を掴むと、ファンの熱狂も沸点に達している。甲子園での初戦を制したことで、選手たちの勢いがさらに増すことだろう。
オリックスの王者の力
一方パ・リーグでは、3年連続リーグ優勝を達成したオリックスが京セラドーム大阪での初戦を制した。エースの山本由伸が7回5失点とやや打ち込まれたものの、勝負強い打線がその裏を取って8-5の勝利。3連覇と日本一奪還に向けて、王者の強さを見せつけた。
オリックスはここ数年、投打に亘る多彩な戦力を誇っている。その中でも山本由伸が最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠を3年連続で獲得するなど、絶対的なエースとして君臨。打線も総じて勝負強さが光る。初戦を制したオリックスが、これまでの流れのまま日本一奪回を目指す。
熱き戦いに期待
日本シリーズ進出をかけた熱戦が始まった。阪神vs広島、オリックスvsロッテの対戦は、選手たちの熱い闘志がぶつかり合う。勝負所での勇気と不屈の精神が問われる。さらなる熱き戦いに期待したい。