アメリカン・エキスプレスのクレジットカードには、ゴールドカードとグリーンカードの2つのプレミアムカードがあります。この2つはともに年会費は高額ですが、特典も豊富な人気のカードです。ゴールドカードはよく知られている一方、グリーンカードはあまりなじみがない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、アメックスのゴールドカードとグリーンカードの違いとそれぞれの特徴について詳しく解説します。カードの選び方の参考にしてください。
アメックス ゴールドカードとグリーンカードの違い
ゴールドカードとグリーンカードの主な違いは以下の通りです。
- 年会費:ゴールドが高額
- 特典内容:ゴールドが充実
- デザイン:グリーンがシンプル
- 希少性:グリーンの方が少ない
両方とも豪華なサービスが充実した高額年会費のカードですが、ゴールドのほうが年会費、特典ともに上位モデルといえます。一方、グリーンはシンプルなデザインで希少性が高いのが特徴です。
以下、詳細な違いを見ていきましょう。
年会費
年会費はゴールドカードのほうが高額です。
| カード | 年会費 |
|---|---|
| ゴールドカード | 10,800円(税込) |
| グリーンカード | 5,400円(税込) |
ゴールドカードはグリーンの約2倍の年会費となっています。特典内容の違いを反映した価格設定となっています。
特典内容
特典内容はゴールドカードのほうが豊富です。代表的な特典を比較すると以下のようになります。
| 特典 | ゴールドカード | グリーンカード |
|---|---|---|
| ポイント | 高い獲得率 | 標準的な獲得率 |
| 航空会社 | 対象多数 | 対象少数 |
| ラウンジ | 100回/年無料 | – |
| 保険 | 海外での傷害保険付帯 | – |
ポイント獲得率が高く、航空会社の特典対象が多いのがゴールドカードの特徴です。さらに国内外の空港ラウンジが年100回まで無料で使え、海外での傷害保険も付帯しています。
一方のグリーンカードは、ポイントや航空会社の特典対象がゴールドほど豊富ではありません。ラウンジ利用や保険の特典もありません。
デザイン
カードのデザインも異なります。
- ゴールドカード:金色を基調とした豪華なデザイン
- グリーンカード:シンプルなグリーン一色のデザイン
ゴールドカードは「ゴールド」が示す通り、金色をフィーチャーしたluxuryなデザインが特徴的。一方グリーンカードは、シンプルなグリーンのカード面にメタルの輝きが上品な印象です。
希少性
発行数から見ると、グリーンのほうが圧倒的に少ない希少なカードです。グリーンカード保有者は一般的なゴールド会員よりも上位の SPECIAL MEMBER と呼ばれることも。
ゴールドカードは世界で数百万人の会員がいる一方、グリーンの発行数は正確には不明ですが、日本国内では10万枚程度と言われています。
ゴールドカードとグリーンカードの共通点
一方でゴールドとグリーンには共通の特徴もあります。
- 両方ともメタルカードで重量感がある
- アメックスのプレミアムカードであること
- 更新審査がある
- 高額の年会費が設定されている
- 審査基準が厳しい
アメックスらしい高級感あふれるメタルカードで、レア性とサービスが売りのプレミアムカード。更新の際にも再審査があるため、常に一定の要件を満たす必要があります。
ゴールドカードの魅力
ゴールドカードの最大の魅力は、ポイントや航空会社、空港ラウンジなどの特典が非常に豊富なこと。フライヤーにとっては貴重なサービスが満載のカードです。
その他の魅力としては以下の点が挙げられます。
- メタルカードならではの高級感と満足感
- 世界的に認知度とブランド力が高い
- アメックスならではの貴重な会員サービス
- 会員限定のイベントに招待
- 世界中でのコンシェルジュサービス
プレミアムカードとしてのブランド力と会員サービスが楽しめることが最大の魅力です。
グリーンカードの珍しさ
グリーンカードの一番の特徴は、発行枚数が限定されている希少性の高さです。
その他、グリーンカードならではの魅力ポイントは以下の通り。
- シンプルで洗練されたデザイン
- ゴールドにはないシンプルさ
- 他のカードとは一線を画す上質な印象
- アメックスカードの中でも特別な存在感
- 所有すること自体がステータス
デザイン性と希少性による格別な存在感がグリーンカードの魅力といえるでしょう。
ゴールドカードかグリーンカードか
最後に、ゴールドとグリーン、どちらのカードを選ぶべきかをまとめてみましょう。
ゴールドカードのほうが年会費や特典が上位版のため、機能面での違いは明らかです。
- 年会費を気にせずに豊富なサービスを楽しみたい場合はゴールド
- 航空会社やラウンジの特典を活用したい場合もゴールド
一方で、デザイン性と希少性を楽しみたい方にはグリーンをオススメ。
- シンプルさと希少感を楽しみたいならグリーン
- 自分へのご褒美としてグリーンの持つ特別感が魅力的だと感じるならグリーン
用途と自分の価値観に合ったカードを選ぶのが良いでしょう。高額な年会費を払う以上に使いこなすことが大切です。
